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【フタコン通信】VOL.009(2011年04月23日号)


この度の東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

あれからひと月半が経過し、我々を取り巻く状況も日々変化しております。様々な事にに対する不満もあると思いますが、皆必死に全力を尽くしているはずです。お互いに理解しあいながらこの災害を乗り切っていければと願っております。

いまだにいわきをはじめ全国各地で大きな余震が頻発しております。日本の地盤が安定するまでには相当の時間がかかると聞いております。くれぐれも余震による2次災害、土砂崩れ等に遭遇しないよう、危険が予測される場所へは近づかない様ご注意下さい。

弊社も微力ではありますが、災害復旧・地域復興のための調査・計画に全社員一丸となって全力で取り組んでまいります。

                がんばっぺ!いわき!がんばるぞ!フタバ!

また 4月22日に発令された原発による『警戒区域』の設定により、楢葉町にありました『相双支店』が事実上営業を停止する事を余儀なくされました。しかし、今まで通り相双地区での業務につきましては『南相馬営業所』を拠点として継続してまいりますので、引き続き皆様のパートナーとして今まで以上のご用命をお待ちしております。

                                            代表取締役 阿部好則

【 豆知識 】

【1】『地殻変動』について

すでにご承知の方も多いと思いますが、国土地理院は 3月19日に東日本大震災における日本国土の地殻の変動量(暫定)を発表しました。

国土地理院は、GPS衛星の連続観測を行う電子基準点を全国1,240箇所に約20kmの間隔で設置し、測量の基準点として活用するとともに、全国の地殻変動を監視しています。今回のデータは震災直後のそれらの電子基準点の位置の変動量を表したものです。

変動は東北から関東地方の広い範囲で、震源のある東方向に確認されており、震源にほど近い宮城県の牡鹿半島では東南東方向に約5.3m移動し、高さは約1.1m沈下しました。当然ながらこの値は観測史上最大の変動量です。

図上に変動量を矢印で表した分かり易い地図が公表されていますのでこちらからご覧下さい。

水平方向の変動を示した地図
http://www.gsi.go.jp/common/000059672.pdf

上下方向の変動を示した地図
http://www.gsi.go.jp/common/000059674.pdf

また、以下に太平洋側の主な地区の変動量を数値で示します。

地区名:水平変化量(m):高さの変化量(m)
 青森県青森市    :0.37: 0.00
 岩手県盛岡市    :1.20:-0.02
 岩手県宮古市    :2.21:-0.35
 岩手県大船渡市   :4.19:-0.77
 宮城県仙台市    :2.55:-0.14
 宮城県石巻市    :5.32:-1.07
 宮城県白石市    :2.25:-0.15
 福島県福島市    :1.79:-0.10
 福島県いわき市   :1.91:-0.50
 福島県会津美里町  :0.99:-0.03
 茨城県水戸市    :0.88:-0.24
 茨城県つくば市   :0.51:-0.10
 千葉県千葉市    :0.17:-0.09

上記以外の地域についても数値が公表されております。こちらからご確認下さい。
http://www.gsi.go.jp/common/000059961.pdf

なお、震災後も東北地方を中心に東向きの地殻変動が継続して見られていることを付け加えておきます。

【 お困りではありませんか? 】

この度の震災により、ご自宅の土地や会社の敷地内で地割れが発生したり、よう壁に亀裂が生じたりして不安に思っている方はおりませんか?
弊社の専門スタッフが状況の判断をさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。

また被災した方々においては、ライフラインが止まってしまった時の不便さ、特に断水が続いた日々の給水作業の大変さを痛切に感じたと思います。
弊社では、井戸水・温泉の掘削工事を行っております。ご家庭の安心した生活のため、各企業の安定した事業運営のために井戸水の活用をご検討してみてはいかがでしょうか。尚、お住まいの地域により地下水の状況が異なりますので、弊社スタッフにお気軽にご相談下さい。


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