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【フタコン通信】VOL.048(2017年10月27日号)


【豆知識】

弊社の業務の中で測量や調査等の現場作業に支障をきたす一因に、気象状態の雨、風、雪、気温等がありますが今回は「風」について紹介します。

風の定義:空気全体の動き

日光の当たり具合や地表の温まり具合の差から生じる気圧の差から流れる空気が風の主因となります。

風を表現する風の強さについてですが普通は秒速 (m/s) で表します。

「風速(または平均風速)」は、地上約10メートルの高さにおける10分間の平均風速を示します。「瞬間風速」はある瞬間の風速を示します。「瞬間風速」は「(平均)風速」の1.5倍から3倍程度に達することがあります。

風速は0〜12の13段階に分類された「風力」として表現されます。

風の強さの目安を気象庁では次のように定めています。

静穏     - 風速0.3m/s未満の風
やや強い風  - 10m/s以上15m/s未満の風
強い風    - 15m/s以上20m/s未満の風
非常に強い風 - 20m/s以上30m/s未満の風
猛烈な風   - 風速30m/s以上、または最大瞬間風速が50m/s以上の風

測量の観測時使用する名称は次のように定めています。

名称 風力 秒速(m/s)  状態
無風  0  0.0-1.4   煙が真直に上る
軟風  1  1.5-3.4   風のあることを感じる
和風  2  3.5-5.9   樹木の葉を動かす
疾風  3  6.0-9.9   樹木の小枝を動かす
強風  4  10.0-14.9  樹木の大枝を動かす
烈風  5  15.0-28.9  樹木の幹を動かす

福島県内では2017年4月20日に浪江町で最大瞬間風速32.4メートルが観測されましたが、事故・災害等にはつながらなかったようです。

和風になったら測量作業時は三脚の踏込み固定(A型バリケードの重りが有効)による対策、疾風になりそうであれば作業中止の検討をお薦め致します。

最後は業界向けの話になってしまいましたが、これから風の強い季節に入っていきます。普段の生活でも強い風による事故等を起こさないよう天気予報を確認の上、十分お気をつけてお過ごしください。

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