i-Construction　測量　事業概要　フタバコンサルタント株式会社

■i-Construction

i-Constructionイメージ

　i-Construction(アイ・コンストラクション)^※とは、測量・設計から施工、さらに管理にいたる全プロセスにおいてICT技術を導入し、建設現場の生産性向上に向けて国土交通省が導入表明した新しい取り組みです。 2016年4月より導入され2017年3月にi-Constructionの推進に向けた基準類の策定がされています。

　弊社では測量・設計・出来形確認・検査の各プロセスにおいて、ICT技術を活用し「i-Construction」の各業務フローで必要な業務を支援致します。

※i-Constructionは、国土技術政策総合研究所の登録商標です。

i-Construction業務フロー

　調査・測量から設計、施工、検査、維持管理・更新までの建設生産プロセスの一連の流れを3次元データによって効率的に行うことで、建設現場の生産性の向上を目指します。

　「道路土工」「河川土工」「砂防土工」「海岸土工」「舗装工」「浚渫工」がICT技術を活用できる工種となります。(2017.3時点)

　H29年度からはi-Bridge(橋梁分野における生産性向上)やCIMの活用の充実に向けた検討が行われ、i-Constructionの更なる広がりが予想されております。

• 3次元起工測量

　地上型レーザースキャナーおよびUAVなどを用いて測量を行い、３次元の現況データを取得します。

３次元起工測量

３次元起工測量

• 3次元設計データ作成

　マシンコントロール/マシンガイダンス(MC/MG)やi-Constructionの出来形管理や数量算出にて必要とされる3次元設計データは、3次元設計データ作成ソフトウェアを使用し、発注図を元に必要情報を入力することで、入力ミスや図面の不整合を確認しながら作成致します。

3次元設計データ作成

3次元設計データと図面のチェック

3次元現況データと3次元設計データ合成

施工量(切土・盛土)算出

• 3次元出来形管理・検査

　出来形管理は、施工の仕上がり面全体を規格値差で確認し、時間短縮と品質向上に繋がり従来の管理箇所毎の計測や出来形写真撮影などの手間が無くなります。出来形管理資料は、3次元設計データと出来形評価用データを用いて作成します。

3次元出来形管理

出来形合否判定総括表 作成例

出来形管理用TSを用いた検査

GNSSローバーを用いた検査

• 地上型レーザースキャナー等により、短時間で面的(高密度)な3次元測量を実施できます。
• 現況を正確に把握し、マシンコントロール/マシンガイダンス(MC/MG)に適した3次元設計データを作成致します。
• 3次元観測データ(現況地形)と設計図面との差分から、施工量(切土量・盛土量)を自動算出します。
• 3次元設計データによる、ICT建設機械を自動制御し、建設現場のIoT^※を実施。
• ICT建設機械で施工が困難な箇所は3次元設計データを基にした丁張設置を行います。
• 地上型レーザースキャナー等による3次元測量を活用した検査等により、出来形の書類が不要となり、検査項目が半減します。

※IoT(Internet of Things)とは、様々なモノにセンサーなどが付され、ネットワークにつながる状態のこと。