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【フタコン通信】VOL.065(2020年08月25日号)
【豆知識】
「土砂災害の前兆」
先日、アメリカ・カリフォルニア州のデスバレーで8月では世界史上最高となる54.4度の気温を観測するなど、日本だけではなく世界中で酷暑が続いています。
日本近海の海面水温も記録的な高温となっており、今後の台風の発達に大きく影響を与えることが想定され、更なる自然災害の発生が懸念されます。
そこで防災・減災対策として土砂災害「がけ崩れ」「地滑り」「土石流」の前兆現象についてご紹介いたします。
がけ崩れ
・斜面に膨らんだ箇所や亀裂ができる。
・斜面から異様な音、地鳴りが聞こえたり、小石がぱらぱらと落ち出す。
・湧き水が濁ってきたり、吹き出したり、急激に増加したり枯れたりする。
地滑り
・地鳴り、家鳴りがしたり地面が振動する。
・木の根が切れる音が聞こえたり、風が吹いていないのに木の擦れ合う音が聞こえる。
・亀裂や段差、地表面に凸凹が発生したり、広がったりする。
・道路や擁壁にクラックや押し出しができる。
・電線のたるみや引っ張り、戸の締まりが悪くなったり、家の壁に隙間ができる。
・落石や小崩壊、地下水や湧水の枯渇や急増、濁りの発生。
土石流
・立ち木の裂ける音や、大きな岩が転がる音が聞こえる。
・渓流の水が急に濁ったり、木が流れてきたり、雨が降り続いているのに水が減る。
・渓流近くの斜面が崩れだしたり、落石などが起こる。
・異様な臭い(土臭い、物が焼ける様な臭い、木の臭いなど)がする。
・近くで山崩れや土石流が発生している。
これらの情報を知っておく事で、ちょっとした「変化への気づき」を得られるかもしれません。
周囲で上記のような現象が発生している、災害の予兆ではないかと気になる、などの状況がありましたら、是非弊社へご一報ください。弊社スタッフが対応させていただきます。
また、土砂災害の前兆現象に注意するとともに、日頃の備えも重要となります。
フタコン通信VOL.060で取り上げました、全国の市町村が作成したハザードマップポータルサイトでは土砂災害だけではなく、洪水や津波などの災害リスクについても確認することができます。
さらに様々な防災に関する情報も掲載されていますので、改めて防災意識を高め台風シーズン到来に備えてはいかがでしょうか
ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/