ホーム>メールマガジンバックナンバー>【フタコン通信】VOL.052(2018年06月25日号)
【フタコン通信】VOL.052(2018年06月25日号)
【豆知識】
フタコン通信VOL.50「もう3Kなんて言わせない!」、VOL.51「建設現場の生産性革命」といったテーマで、「i-Construction(アイ・コンストラクション)」についてご紹介いたしましたが今回で最終回となります。
今回は「i-Construction(アイ・コンストラクション)」の全容を理解して頂けるよう、2つのキーワードで総括したいと思います。
1.「3次元測量」
従来の測量方法では数千点を観測するのに1週間かかっていましたが、ドローンや3Dレーザースキャナーを用いることで数百万点の測量を1日かからず完了することが出来ます。さらに観測した3Dデータを利用し、設計・施工計画時に必要な土量を自動算出するといった省力化も行うことができます。また、今まで検査日数が約1/5に短縮、検査書類が1/50に削減されるとも言われています。
2.「ICT建機」
土木工事における建設機械の操縦は経験による技・ノウハウ・勘といった「熟練の技」を必要とする非常に難しい仕事でしたが、自動制御が可能なICT建機により、経験の浅いオペレーターでも施工が出来るようになります。過去にICT建機に試乗した石井国土交通省大臣も「俺は天才」と勘違いしてしまう程、操作性の高さを評価されていました。
以上、2つのキーワードを中心とした「i-Construction(アイ・コンストラクション)」では建設現場の測量から設計、施工、検査、維持管理に至る全ての事業プロセスでICT(情報通信技術)を活用し、国内の労働人口が減っていくなかでも、それを上回るだけの生産性向上を実現し、経済成長を果たすことを目標としています。国土交通省は目標の実現に向けて20項目の「生産性革命プロジェクト」を進めています。「i-Construction(アイ・コンストラクション)」は、その目玉施策の1つという位置づけになります。
最後に、過去に石井国土交通省大臣へのインタビューの中で、「i-Construction(アイ・コンストラクション)」の頭文字である「i(アイ)」には、どのような意味があるか質問がありました。「これには、いろんな意味を込めている。ICTの「i」でもあるし、愛情の「i」でもある。決して私のイニシャルから命名したわけではないことを、ここできちんと申し上げておきましょう(笑)」
弊社でも「i-Construction(アイ・コンストラクション)」の各業務フローで必要な支援を、愛情の「i」をもって取り組んでまいります。
詳しくは弊社ホームページをご覧ください。