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【フタコン通信】VOL.073(2021年12月27日号)
【豆知識】
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」について
今回は、最近よく耳にするDXについてご紹介します。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、2004年にスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱した概念で、「進化したIT技術の浸透によって、人々の生活をより良いものへと変革させる」と定義されていました。
その後、DXの概念に含まれるビジネス面に的を絞った「デジタル技術とデジタル・ビジネスモデルを用いて組織を変化させ、業績を改善すること」(マイケル・ウェイド氏他)「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」(経済産業省)等の定義が生まれています。
では、実際の事例を紹介いたします。
1.NETFLIX
動画配信サービスの中でも非常に高い人気を誇るNetfix。当初はインターネットで注文を受けてDVDを自宅に届けるというサービスを行う会社だったのですが、デジタルトランスフォーメーションを取り入れ、自社のプラットフォーム(配信システム)を構築してインターネットで動画を配信するサービスを開始しました。その結果、動画配信サービスの中でも人気を博し、今では自社で映像コンテンツも作成し配信するなど成功を納めています。
2.メルカリ
フリマアプリといえば、真っ先に出てくるのはメルカリと言っても過言ではないほどの地位を確立しているサービスです。メルカリの登場により個人間の売買がスマートフォンで気軽にできるようになった他、リサイクルショップなどでは値段のつかない物も売ることが可能になりました。
3.建設業界
建設業界でも、今まで膨大な時間がかかっていた施工プロセスにDXを取り入れることで、大幅な工数短縮に成功しています。
具体的には
*ドローンによる3次元測量
*3D施工計画やシミレーション
*ICT建機とアプリで3D施工や施工管理
*ドローンによる3D出来形検査
などです。
ごく一部のご紹介でしたが、この他にも、最近スーパーやコンビニでも見かけるようになったセルフレジの導入や、コロナ禍によって普及したオンライン講習などもDXの事例として挙げられます。
この先もAIの普及、5Gなどの通信、自動運転の技術などを使ったDXが加速していくとみられています。
コロナウィルスの感染拡大により、大変な時期を過ごしておりますが、DXの普及によって便利で楽しい、新しい日常が実現するかもしれませんね。