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【フタコン通信】VOL.050(2018年02月23日号)
【豆知識】
「もう3Kなんて言わせない!」
世の中の建設業界のイメージとして、皆さんもよく聞いたことがある「3K(きつい・汚い・危険)」。いつまでたってもこのイメージが強い建設業界ですが、そんなイメージが変わろうとしています。
建設現場の生産性の改善と向上を目指し「高い給与・長い休暇・希望がもてる産業」というスローガンをかかげた「新3K」が生まれようとしているのです。
これを実現させるために、国土交通省が2016年4月より新しい技術を導入しました。
建設工事の全プロセス(測量・設計・施工さらに管理まで)においてICT(情報通信技術)技術を導入するというシステム、それが今回ご紹介する「i-Construction(アイ・コンストラクション)」です。
では工種毎に順を追って簡単に説明してみましょう。
まず、測量ではみなさんもご存知のドローンを使用し、空撮した地形写真を短時間で高密度な3次元データ化します。ドローンだけでは計測できない箇所については、3D測量機器を用いて直接3次元データを取得します。
その3次元地形データと、設計データを3次元モデル化したものを比較させ、あっという間に切り土や盛り土の土量を自動算出します。
施工では、3次元設計データを基に自動制御しながらICT建設重機をコントロールし工事を行います。
出来形管理においても、ドローンによる空撮写真や3D測量機器を使用した3次元データによって管理を行い、書類等を少なくし検査項目も半減させるとういう実に効率的なシステムなのです。
このシステムに取り組めば、工期の短縮化が実現し、しっかりとした休日が取れ、高生産性が図られ、個人の給料も上がり、人手不足で悩まされている建設業界へ若い世代が希望をもてる業種として選び、就職する・・・。
そう、まさに冒頭でお話した「新3K」の時代がやってくるのです。
「もう3Kなんて言わせない!」
次回からはこの「i-Construction」についてもう少し詳しくご紹介いたします。
なお弊社では測量・設計・出来形確認・検査の各プロセスにおいて「i-Construction」の各業務フローで必要な業務を支援いたしております。
詳しくは弊社ホームページをご覧ください。