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【フタコン通信】VOL.055(2018年12月26日号)
【豆知識】
今回の豆知識は、『波』についてのお話しです。
私たちが普段海辺でみている波はどのよう生まれるのか。どうして、波はいつまでも続くのか。実は、波を作っているのは風なのです。とてもシンプルな原理です!風が海面に当たることによって、直接作られる小さな波(さざ波)生まれ、その小さな波がまた風に当たって大きくなります。それが長い時間をかけて遠くまで伝わり、大きくうねる波となって、海岸にたどり着くのです。
風がない日でも波がいつでもあるのは、地球上のどこかでは風は吹いていて、海面を揺らし続けているので波は永遠にやむことがないのです。
この風によってできた『風波』は、発達し大きな波となってうねりとなりますが、それ以外にもうねりの起こる原因はいくつかあります。
・地震が起こり、海底が動くことによってつくられる波(津波)
・海底から湧き出る水(海底湧水)などで、海の中からも流れが生まれている
・海水の濃度や密度などの違いにより生まれる大きな流れ
・潮の満ち引きがつくる『潮汐波』
いろいろな原理により海面の波はつくられるているようです。広大な海には、とても大きなエネルギーが働いているということですね。
余談ですが、四方を海に囲まれた日本は波のエネルギーが豊富にあります。波のエネルギーを利用した波力発電に適しています。今後の電力供給の一旦を担うことが期待される再生可能エネルギーのひとつだそうです。近年実用化へ向けて実験や開発が活発におこなわれているようなので、今後に期待したいですね。