ホーム>メールマガジンバックナンバー>【フタコン通信】VOL.066(2020年10月27日号)

【フタコン通信】VOL.066(2020年10月27日号)


【豆知識】

「観天望気(かんてんぼうき)」

弊社の事業のひとつでもある「測量」は天候に左右される職業のひとつです。今回は「雲」や「生物の行動」からの天気予測についてご紹介させて頂きます。

まず「雲」についてですが、そもそも「雲」とは上空で冷えた空気中のちりに水蒸気がつき、水や氷の粒ができます。
この小さな水や氷の粒が沢山集まったものが「雲」になります。そして「雲」は様々な形や発生する高さによって、国連の専門機関「世界気象機関」により10種類に分類されています。

【上層雲】地上6,000m以上のとても高い空にできる雲
1.巻雲(けんうん)   :すじ雲
2.巻積雲(けんせきうん):うろこ雲
3.巻層雲(けんそううん):うす雲

【中層雲】地上2,000m〜6,000mぐらいの高さにできる雲
4.高積雲(こうせきうん):ひつじ雲
5.高層雲(こうそううん):おぼろ雲
6.乱層雲(らんそううん):雨雲

【下層雲】地上2,000m以下の低い空にできる雲
7.層積雲(そうせきうん) :うね雲
8.層雲(そううん)    :きり雲
9.積雲(せきうん)    :わた雲
10.積乱雲(せきらんうん):にゅうどう雲

それぞれの雲の特徴と天気との関係については下記をご覧下さい。

ちがくのとも「十種雲形」より
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/jn0219/205unkei.html

ALSOK「ライフサポートコラム」より
https://www.alsok.co.jp/person/lifesupport/child/13.html

人は長年の経験からこれら「雲」の種類によって天気を判断していました。しかし科学技術が発達した現在では、翌日だけではなく週間の天気予報も簡単に知ることができるようになっています。
そんな時代だからこそ、「山に雲がかかっているから雨になりそうだ」「夕焼け雲が綺麗だから明日は晴れそうだ」といった、雲を観察することで天気を予想する「観天望気」ができたら、ちょっと素敵ではないでしょうか。

日常の空や自然の中から伺える天気予測もいくつかご紹介いたします。

・虫や鳥の飛び方も、天気の判断材料に。例えばツバメが低い位置を飛んでいたら、雨が近づいているかもしれません。 湿度が高くなると餌となる虫が低いところを飛ぶからだとも言われています。

・クモは天気が予測できると言われ、雨や強風で壊される可能性がある悪天候前には巣を作らないという言い伝えがあるようです。

今回は「雲」や「生物の行動」から天気を予測するお話しをいたしました。先人の知恵に思いを巡らせて自分なりの天気予報を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Copyright(C)2000 Futaba Consultant Co.,Ltd. All rights reserved.