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【フタコン通信】VOL.044(2017年02月28日号)
【豆知識】
[1] i-Constructionについて
今回は土木業界の専門的な話となりますが、最新の土木工事の状況がご理解できると思いますのでお付き合いください。
i-Construction(アイ・コンストラクション)とは、土木建設現場の測量・設計から施工、さらに管理にいたる全プロセスにおいてICT技術を導入し、建設現場の生産性向上に向けて国土交通省が導入を表明した新しい取り組みです。2016年4月より15の新基準や新たな積算基準(国土交通省資料)が導入されています。
※国土交通省資料
(http://www.mlit.go.jp/common/001127188.pdf)
弊社では「測量」「設計」「出来形確認・検査」の各プロセスにおいて、「i-Construction」の各業務フローで必要な業務を支援しております。
「測量」では3次元起工測量を地上型レーザースキャナーおよびUAV(ドローン)などを用いて測量を行い、3次元の現況データを取得します。
「設計」では3次元設計データ作成ソフトウェアを使用し、マシンコントロール/マシンガイダンス(MC/MG)や出来形管理および数量算出に必要な3次元設計データを作成します。
マシンコントロールとは、トータルステーションやGNSS(GPS)の計測技術を用いて、施工機械の位置情報・施工情報、及び現場状況(施工状況)と設計値(三次元設計データ)との差異を車載モニタを通じてオペレータに提供し、操作をサポートするマシンガイダンスの技術に施工機械の油圧制御技術を組み合わせて、設計値(3次元設計データ)に従って機械をリアルタイムに自動制御し施工を行う技術のことです。
マシンガイダンスとは、マシンコントロールと同様の施工の差異をオペレータに提供し操作をサポートする技術のことで、マシンコントローとは違いあくまでガイダンス(案内)のみを行いますので、実際の機械の操作はオペレーターが行います。
「出来形確認・検査」では施工の仕上がり面全体を地上型レーザースキャナーおよびUAVなどを用いて3次元データを取得し、3次元設計データと出来形評価用データを用いて出来形資料の作成を行います。
弊社では国土交通省の導入とともに、昨年4月から現在まで蓄積された3次元計測の技術の経験をもとに、様々なお客様の現場でi-Constructionの各業務の支援を行い、お陰さまで高い評価を得ております。
また、様々なお客様への「i-Construction」セミナーも随時開催しております。お気軽にお声がけください。
詳しくは弊社HP内「i-Construction」のページをご覧ください。
http://www.futaba-con.co.jp/gaiyou/sokuryou/iconstruction/index.shtml
※i-Constructionは、国土技術政策総合研究所の登録商標です。