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【フタコン通信】VOL.089(2024年08月28日号)
【豆知識】
「オーロラと太陽フレアの関係」
今回の豆知識は、皆さんご存知のオーロラとおそらくニュースで一度は耳にしたことのある太陽フレアの関係について、お話したいと思います。
オーロラ、その神秘的な光のカーテンは、古くから人々を魅了してきました。そんなオーロラは太陽から吹き出す荷電粒子の太陽風が地球の磁場に沿って北極や南極に飛んできて発光する現象で、通常北極圏や南極圏でのみ観測されます。
しかし、日本でも特別な条件下でその美しさを目にすることができ、北海道では低緯度オーロラが観測されることがあります。
オーロラと太陽フレア。
そんな美しいオーロラ。しかし、その裏には、太陽フレアの影響が隠れています。太陽フレアとは、太陽の表面で起こる爆発で、電磁波やX線、高エネルギー粒子を放出します。太陽フレアが大きければ大きいほど、より多くの荷電粒子が地球へと送られ、オーロラが発生します。一方これらが地球に到達すると、通信障害を引き起こし
たりGPSの精度を著しく劣化させたりする可能性があり、建設現場においてはGPSを使用した精密な測量作業、ICT施工などに注意が必要です。
このように太陽フレアがオーロラの発生頻度を上げる反面、建設現場の作業効率を下
げる可能性があるのです。まるで太陽が、地球上の人間たちにちょっとしたいたずら
をしているかのようです。
そんな太陽フレアの影響を受けないためにも、宇宙天気予報に注目し障害に対し適切
な準備をしつつ、北の空を見上げ太陽からの美しいプレゼントに思いをはせるような
ロマンチックな対応をしてみたいものです。