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【フタコン通信】VOL.075(2022年4月26日号)


【豆知識】

 「水の色は何色?」

 先日閉幕した第94回選抜高校野球大会において、福島県南会津郡只見町にある只見高校が21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場を果たしました。強豪大垣日大高校を相手に最後まで諦めない粘りのプレーを見せる姿に、とても勇気をもらいましたね。
 只見町は、2011(平成23)年の新潟・福島豪雨で甚大な被害を受け、当社でも多岐に渡り復旧業務に携わらせて頂きました。

 JR只見線では橋りょうが流されたため不通となっていましたが、懸命な復旧作業により、ようやく本年秋ごろ、被災から11年ぶりに再開の予定となりました。車窓からの景色が素晴らしく、鉄道ファンや観光客に大人気の路線です。山々の紅葉と只見 川の景色がとても待ち遠しいです。

 実際に只見川を見て頂くと一目で分かるのですが、川の色が緑色をしています。エメラルドグリーンの水面が非常に美しい景色を見る事ができます。また海や湖は通常青く見えます。水の色は無色透明なのに、なぜ青や緑などの色が付くのでしょう。

 海や湖が青く見えるのは、水の分子が黄色や赤色の光を吸収するからです。これらの色の光が吸収されると、補色である青緑色の光が水中のゴミやプランクトンに散乱されて水面に出てきます。そこに海底にある珊瑚礁などからの反射や空の色の反射が 混ざり合って、海や湖の青色が作られるのです。

 川の緑も同じく、光の吸収と散乱があり、そこに周りの景色が映って緑色に見えるのです。只見川は特に水がきれいなので、鮮やかな緑色になるそうです。

 今回は水の色についてお話させて頂きました。

 福島県は豊かな自然に恵まれ、温泉、グルメ、歴史と観光スポットが多い地域です。新型コロナウイルスの影響で我慢を強いられているところですが、落ち着いた際はぜひ福島県に遊びに来てみらんしょ(お越しください)。

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